一般、予防接種、アレルギー、低身長 
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アデノウイルス

アデノウイルス

[疫学]以前は季節性もありましたが、今は年間通じて発症がみられます。感染力が非常に強いです。
[症状]扁桃炎、結膜炎などが代表的な症状ですが、消化器症状などを起こす事もあります。2、3日で改善することもありますが、1週間程度高熱が続く事もあります。
[治療]アデノウイルスに有効な抗ウイルス薬はありません。対症療法のみとなります。のどが痛くて水分がとれず点滴を行うことも稀ではありません。
[予防]なかなか難しいですが、一般予防策に加えて、タオルの共有などにも注意が必要です。
[コメント]よくみられる疾患ですが、抗生剤などが効かず自然治癒に頼るしかないのでなかなか大変です。症状消失後2日間の登園停止などもあり、働く親を悩ませることにもなります。予防接種でもあれば良いのですが。ちなみに私は勤務医時代に罹患し、かなりつらい思いをしました。

溶連菌

溶連菌

[疫学]アデノウイルスと並んでよくある感染症です。これも年中みられる疾患です。
[症状]咽頭痛が主要症状ですが、発疹、頭痛、腹痛、嘔吐などが生じる事もあります。
[治療]抗生物質がよく効く疾患です。しっかりと内服でき、24時間経過すれば排菌しないと考えられています。
[予防]一般予防策で十分ですが、家族内などで感染が広がる事もあります。
[コメント]咽頭を診て瞬時に判断がつく場合もあります(真っ赤で特徴的)。迅速の診断キットも有用です。

RSウイルス

RSウイルス

[疫学]基本的には冬に流行する呼吸器系の感染です。時に夏などでもみられます。
[症状]鼻水、咳嗽などの一般感冒症状がメインですが、喘鳴、呼吸困難、無呼吸などの強い呼吸症状を特に低年齢にて生じることも    あり注意が必要です。
[治療]これもウイルスのため対症療法です。とにかく、鼻水を吸引して、下気道に落ちるのを最小限としていきます。
[予防]予防接種がありますが、低体重、心疾患など適応は限定されています。
[コメント]大人や学童が罹患してもそれほどしんどくなることはなく、基礎疾患がなければそれほど恐れるものではありません(い    わゆる風邪)。しかしながら1歳未満、特に生後3ヶ月ぐらいまでの乳幼児が罹患すると、時に呼吸症状が強くなることがあり    注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎・気管支炎

マイコプラズマ

[疫学]昔はオリンピックの周期で流行しましたが、最近はそうでもありません。学童に感染が多く、大きめの子の肺炎と言えばまず    考えるのがマイコプラズマです。
[症状]熱と咳ですが、比較的全身状態は良好なことが多いです。ただし、胃腸系、中枢神経系に合併症を起こす事もまれながらあ     り、注意は必要です。
[治療]マクロライド系と言われる抗生物質が第1選択ですが…最近は耐性が多くなっております。自然治癒もし得ります。
[予防]一般感染予防です。予防接種はありません。
[コメント]しっかりと診断できていないこともあります。「恐らくマイコプラズマ」とか、「マイコっぽい」とか。しっかりと診断    するためには核酸検査や複数回の抗体検査が必要になることもあります。安易に抗生剤を投与する事により、マクロライド系    の効かないマイコプラズマが増えているように感じます。

ロタウイルス感染症

ロタウイルス感染症

[疫学]きつめの胃腸炎を起こす、感染力の強いウイルス。乳幼児期に重症化しやすい。
[症状]発熱、嘔吐から始まりその後白色下痢となることが多い。臭いは酸臭できつい。短期間に脱水を起こす事もあり注意。
[治療]対症療法しかありません。点滴を必要とする事も稀ではありません。
[予防]手洗い、次亜塩素酸などによる消毒ですが、感染力が強くなかなか難しいです。予防接種が重症化を防ぎます。
[コメント]途上国などにおいては対症療法がとれず、死亡するケースもありますが、日本などの先進国での死亡は稀です。